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漫画「蟻地獄」のあらすじネタバレ インパルス板倉が手がける2作目の小説漫画

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 作品概要

お笑いコンビ「インパルス」の板倉俊之が手がけた2作目の小説の漫画化。
前作のトリガーに引き続き、武村勇治が作画を担当。

登場人物

二村孝次郎
本作の主人公。無職の少年。無職ではあるが、金を稼ぎ、実家に金を入れ続けている。

修平
孝次郎の仲間。孝次郎とは小学生の頃からの付き合いで、お互いに気が合う。

杉田
パチンコ屋で知り合い、孝次郎達とイカサマ仲間になる。だが、孝次郎達を裏切り、店側にイカサマを密告していた。

カシワギ
裏カジノの責任者で、インテリヤクザ。修平を人質に取り、孝次郎に300万円を用意させる。

クマザワ
カシワギの部下。孝次郎達に暴力を加える。

新人ディーラー
女性のディーラー。孝次郎のイカサマのターゲットにされる。

 「蟻地獄」のあらすじ ネタバレなし『起』

主人公・二村孝次郎は幼馴染の修平とともに裏カジノでの儲け話を画策するが、イカサマがバレて、裏カジノのオーナーでインテリヤクザのカシワギに修平を人質に取られる。
5日後の6時23分までに300万円を支払わなければ、修平が捌いて売られてしまう。
孝次郎は何とか金を作ろうと画策する。

「蟻地獄」のあらすじ ネタバレあり『承』

これより先ネタバレを含みます。ご注意下さい。

二村はカシワギが以前眼玉を1個40万円で売ったという発言に目をつけ、カシワギに眼球を売買する下請けになると提案し、クーラーボックスのレンタル料50万円を含めて合計350万円になったため、最低でも9個の眼球を渡す話をつける。そのために「死後6時間以内の死体を見つける」「角膜を傷つけず眼球を抉り出す」「その眼球を保存液に入れ4℃を維持する」「ただし眼球は保存液に入れて4℃に維持しても、摘出してから2日程度しかもたない」が必要条件。富士の樹海にいくが、そうそう死体はみつかるわけもなく、別の手段を捜す。次に集団自殺者から眼球をいただく策を思いつく。

「蟻地獄」のあらすじ ネタバレあり『転』

しかし、実はこの集団自殺を企画した宮内という男は異常殺人者で、自分の快楽殺人のために自殺者を募っていた。チェーンソーを持った宮内を倒すために自殺志願者であるマフユ・ケイタ・フジシロと協力して、なんとかその場を切り抜ける。

宮内を捕まえて300万円で売りつけようとするが、直前で宮内に逃げられてしまう。タイムリミットまであと3時間…。仕方なく自分の命を売りにだそうとする。

カジノでクーラーボックスを開けると、中にはフジシロが持っていた市場では250万円で出回っている高級ワイン「ロマネ・コンティ」が入っていた。自殺志願者の仲間であったマフユが入れてくれていたことに気づく二村。手持ちの112万円と合わせて350万円を用意することができた。

 しかし、カシワギの金を用意すれば開放するという約束は嘘で、実際は2人とも殺すと言う。「どうせ殺すならもうひと搾りしてからの方が得だろ?」スタンガンで用心棒を倒した二村はカシワギも殺すことを決意する。カシワギは格闘技も得意で不利な二村だったが、手下Aに刺される修平によって状況が一変する。

売り物を傷つけたとして手下Aへのリンチに夢中なカシワギ。刺されたと思った修平だが実際はクッションとケチャップを利用した修平の自作自演だった。カシワギの目を盗んで、脱出しようとするが、拳銃をだすカシワギ。

絶体絶命の中、突如窓から催涙ガスクロロホルムが投げ込まれる!そこにあらわれたのは催涙マスクをつけた刑事。「俺は2年前からある臓器売買密売組織を追っててね。その組織の情報を集めているうちに組織の取引相手にカシワギの名が浮かび上がったんだ」「次の餌は裕福でない若者にしよう。金持ちが普段行きそうにないパチスロの店で探してみようと思いついた」助けてくれた刑事とは裏カジノのイカサマで裏切ったと思われた杉田だった。

刑事の杉田はこれまでの経緯を説明。予想外の展開にあせりながらも二村をサポートしていたと説明する。「フロアの従業員も全員確保しました」と話す部下に驚く二村と修平。実はカジノの美人ディーラーも警察組織の人間だった。

ワインと金をもって現場から消えろという杉田。「俺はお前らに会わなかった。そっちの方が都合いいんだよ」色々と公になったらまずいのはこっちも同じだと考えて、それに従った二人。

「蟻地獄」のあらすじ ネタバレあり『結』

場面は変わり二村・修平・マフユ・ケイタの4人で証拠隠滅のために集団自殺の痕跡を埋めている。「5日間で250万円のワインをゲットできたんだもんね」というマフユに、目を離したすきに父親に飲まれてしまったことを告白する二村。(疲れきって爆睡してる間に250万が泡と消えた…。…ま、あの笑顔でチャラ…ってことにしなきゃやりきれねぇ…)

2週間後、宮内が逮捕された。マフユたちが警察に送った写真と手紙のおかげだろう。けど廃病院の一件については供述していないことは確かだ。俺を含めあの場にいた誰の所にも警察は来てない…。何故黙っているのか…よくわからない。殺人鬼だと露呈する前と後と…どっちが本当の宮内だったのか…。…まぁなんにせよ…俺はまだ生きている

この5日間でわかったことは「殺人者」や「自殺志願者」に俺たちがならない理由…それは「たまたま」だーー。蟻地獄はどこにでも口を開けている。そこにたまたま嵌まっちまった時どうるのかは人それぞれだし…。蟻地獄だと思ってる奴もある時ウスバカゲロウになって喰われる側にまわる奴もいる。だから俺は足掻くだけだ。

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日本文芸社 (2016-06-29)
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