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漫画「女神たちの二重奏」意外すぎる結末は?あらすじ&ネタバレ

 

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評価:90点

 作品概要

作者:花小路ゆみ

2010年から『週刊漫画サンデー』で連載された『女神たちの二重奏』はコミックス化はされなかったものの、漫画配信サービスのまんが王国にて電子書籍版の配信が行われた。

『女神たちの二重奏』は、2014年に単行本換算で10万部が売れ、まんが王国の2014年下半期売り上げランキングで1位となり、2015年1月26日には単行本が出版されることになった

登場人物

木田 茜
名門大学を出たら外資系の会社に入ってその会社の社員と結婚し、寿退社を目論んでいたが、両親が借金を抱えたまま死んでしまった。更には引きこもりの兄がいて、大学を退学、全財産が入ったバッグを引ったくられて人生を悲観し、自暴自棄になった茜は、跨線橋から電車に飛び降りて自殺をしようとしていた。

 東城 麗花
金持ちの夫と結婚していているが、性的不能な夫の束縛に嫌気がさしていた。こんな夫と一生をそいとげるなんて考えられない。その夫の束縛が強すぎて自由になりたいと思っていた。

「女神たちの二重奏」のあらすじ

貧乏な人生に絶望した茜と、束縛されることに飽き飽きしたセレブの麗花。瓜ふたつの二人は人生を交換したのだが、、、。とんでもなく大きな屋敷についた茜は麗花を溺愛する不能なマザコン夫と、何を考えているのかわからない義弟に囲まれ、、。

一方麗花はカメラマンの熊田と知り合い、被写体になると熊田にとろけるような顔で迫り!?人生を取り替えた二人の美女の愛と欲、無い物ねだりの物語。

「女神たちの二重奏」のネタバレ

設定からして「お金」に焦点が当たるかと思いましたが、恋愛ものらしく「自分らしさ」が一番のテーマでした。

クレバーで高学歴資格持ちだが、代わりに逆境に弱く思いやりに薄い茜。
中卒で思慮浅く、ヌードモデルしたり肉便器したりするが、クヨクヨせずに天真爛漫な麗花。この2人が入れ替わる事で、各々が苦しんでいた環境を他方が打開してハッピーエンドという話でした。

茜が当たり散らしていた引きこもりのお兄ちゃんに麗花がぽわぽわ接する事で、早々と心を開いて優しくなるお兄ちゃん。また、茜となった麗花は美貌を武器にヌードモデルやホステスとしての仕事を始めます。

茜は自分の名前で胸丸出す麗花に激怒しますが、段々麗花なりに木田茜を生きようとする麗花をお手本にしようと頑張りだします。茜は、最初は大豪邸と優しい旦那に満足していたのです。それを、旦那の束縛を知るや「木田茜を返せ!」と言い出します。
もし茜が麗花の入れ替わりに満足していれば麗花なりの木田茜の生き方にケチつけなかったはず。

茜も茜で、麗花の人生を好転させます。麗花は夫の源一郎(以下長男)とは政略結婚です。
ですが、長男は極度のマザコンで麗花と結婚したのは顔が母に瓜2つだから。
更に母のサイズに豊胸を強要します。彼は登場人物内で断トツでアンチテーマ、つまり「個性を認めない」存在です。

そんな中茜は次男の源次郎(以下次男)に惹かれます。次男は、母と同じ髪型を強要されて不満な茜に「違う髪も見たい」と言ったり、胸の小ささを意に介さず「そのままの茜が美しい」と言います。

次男も自分の趣味を押し付ける所はあるっちゃあるけど、長男のように当然のように押し付ける事はないし、基本的には茜に好かれようとしています。普通の恋愛関係です。


茜が次男を愛し長男を拒絶した事で、長男も母から解放されています。ボディだけ母のキャバ嬢に袋をかぶせていたのですが、結局愛着がわいてきちゃった。何気にとてもいいエンディングだと思います。

 

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